2017年9月13日水曜日

陸軍技術研究所の範囲


小金井市の旧浴恩館に設置された文化財センターに展示してあった「陸軍技術研究所の範囲」と題するパネルをスマートフォンで撮らせてもらいました。現在の地図上に戦前に小金井市・小平市にまたがって存在した陸軍技術研究所の敷地の範囲を図示したものです。

敷地の範囲自体は、1947年頃に米軍が撮影した空中写真にもよく見ると塀や門が写っていますのでだいたい分かりますが、この図では第一、第三、第五、第七、第八の各研究所の位置、試験場や勤務班、門の名称まで示してあり、貴重な資料だと思います。

門の位置が現在どうなっているかを見てみます。正門は学芸大学の正門です。南門は上の原通りの学芸大の少し手前ですが、これは東京第二師範学校の正門の門柱が1997年まで残っていたという場所。東門はかつて旧陸軍技術研究所時代の建物が残っていた上水公園の管理棟につながる道の入り口。北門は新小金井街道の茜屋橋の少し南の小金井市文書管理倉庫の近く。西門は現在の上水南町交差点になります。